サプライチェーンマネジメントの盲点|今欲しいものは店にない

春とは名ばかりの寒さが続きますね。季節の変わり目って、何を着たらいいのか迷いませんか?

寒かったら大変だと、子供にハイネックの長袖の下着を着せていました。でもさすがにもう暑いですよね。ちょっと前まで使っていた普通の長袖シャツを着せたらキツキツ。

近くのお店に行って驚いたのは、下着コーナーにあるのはほとんどタンクトップやキャミソールばかり。半袖も少しはありますが、七分丈はおろか長袖なんて皆無。

世の中とっくに冬物なんて売り切っちゃってるんですね~。春を飛び越えて、すっかり初夏の用品ばかりです。

以下、企業にとってのジャストインタイムは消費者にはジャストじゃないって話です。

消費者はサプライチェーンの終点

在庫はできるだけ少なく持つというのが、世の中の流れだし常識と言ってもいい。物流がどんどん発達していることもあり、サプライチェーンマネジメント(供給連鎖管理)を考えない企業などないでしょう。

最終的な製品の在庫ももちろんですが、それを作るための部品も各社ができるだけ減らそうとしている。これって工業製品だけでなく、アパレルもそうなんだなぁと下着の陳列を見て感じました。

昔は車を買っても割とすぐに納車だったのに、最近はカスタマイズの名のもとに結構待たされます。これはつまり供給連鎖の最終点は消費者で、上流工程での在庫削減のあおりは鎖の一番最後にいる消費者が受けるってことですよね?

在庫に偏りがあることを意識したほうがよい

私は企業努力を否定するわけではありません。ただ消費者として、「想像以上に世の中に在庫はないかも」という意識は持っておいたほうがよいと思います。

在庫削減の動きって、食料品や生活雑貨にも及んでいるはず。きちんと生産が回っているうちは全く問題ないですが、災害や何かで止まった場合は大問題です。

農作物は人知の及ばない天候に左右されるので、もっとリスクがありますよね。

何が言いたいかというと、生活必需品のストックを必要以上に無くしてしまうのはリスキーだということです。

企業努力を追及する結果、どの産業でもほぼ間違いなく在庫は平常時の適正数量をキープしています。一旦供給が止まったら、そのツケは流れの最後にいる我々消費者に来ることは意識しておいがほうがいいです。

「持たない」も場合わけして考える

断捨離やミニマリズムが流行りです。私もこの考え方が大好きで、かなり捨ててます。でもこれは趣味的なもの、無くてもいいよねと思えるものだけに限定したほうがいいなぁと考え始めています(「地震の準備は自分のためでもあり友のためにもなる」)。

亡き父はストックが大好きで、洗濯洗剤や柔軟剤を10本以上まとめて買っていました。何年分?これは完全に無駄なストック。

でも毎日必ずそれなりの量を使うもの、たとえばトイレットペーパーとか、お米とか、味噌やパンなど、人それぞれではあっても必ず近い将来新しいものを買うもの、それは今使っているものプラスアルファあったほうがいいでしょう。

サプライチェーン内の各社がそれぞれ少しずつ在庫を減らしているとしたら、一旦生産が止まってからのリカバリーにも通常より時間がかかるはず。

チェーンの末端にいる消費者として、ある程度それを吸収できる人はいざって時に強いです。

 

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ジェーン

ジェーン

外資系企業で働くワーキングマザー。海外駐在と、外資での勤務経験をもとに、仕事に関わる英語の話、マインドセットの話などを中心に書いています。詳しいプロフィールはこちら