プロジェクト思考は短期志向|その弊害を考える

秒速で1億稼ぐ男・与沢翼氏のスクールを受講しています。彼自身については批判的な意見が多いようですが、彼の物事のとらえ方・考え方は学ぶべきことが本当に多い。

40代になってから「世の中のメインストリームから外れたなぁ」と感じています。流行や時代の流れの中心から、どんどん外れていっている。ここ数年その度合いはますます強まっています。

新しい技術や情報がどんどん出てきて、まったく吸収・消化が追いつきません。「何が肝なのか?」「これまでとどう違うのか?」そういう取っ掛かりすらつかめないのです。

アラサーの勢いをもらいたい

もともと外れていたら、ここまでギャップは感じないのではないか?と思います。少し前まで何をするにも流れにドンピシャだっただけに「あれ?なんで?」という気持ちが強いのです。

年齢を重ねていても新しい事をどんどん吸収できる人もいるでしょう。でもやはり今までの蓄積の絶対量が少ない若い世代のほうが、圧倒的に吸収が早い。

本当に最先端のことだったら10代後半~20代前半が一番詳しい。ただこれはあまりにもエッジすぎて流行の中心ではない。

流れの中心は20代後半~30代前半。いわゆるアラサー世代。社会人としてもそれなりに経験を積み、独身または既婚でも子供はまだという人が多く自由な時間が多い。私が注目し学びたいのはこの世代。与沢氏も今34歳です。

失敗から学んだ経験を学ぶ

与沢氏は大学時代にアパレル会社を起業し成功。この会社は倒産するものの、情報商材の会社で再び成功。秒速で1億稼ぐ男と言われた時代です。しかしこの会社も大きな負債を抱えて倒産。

その後シンガポールを拠点に不動産や株などの投資で再復帰。今はドバイに拠点を移して投資活動を行っています。

スクールの講義は、彼のこうした経験とその後の研究がもとになっています。

先日の講義の中で「巷の成功者たちの思考法」について言及していました。彼も以前「ネオヒルズ族」と言われていましたが、そういう類の成功者たちのことです。

与沢氏曰く「彼らはプロジェクト単位で考えている」と。儲かるプロダクトを見つけた、あれをやれば儲かる。流れに乗って大きく儲ける。で、その結果ほとんどの会社は平均5年で消えると。

プロジェクト思考は刹那的

たくさん稼げるから、たくさん遣う。だから元手が残らない。そしてビジネスがうまくいかなくなると破綻する。

本当に資産を増やしている人はもっと長期的にものを見て、決して派手な消費はしない。

プロジェクトとは、始まりがあって終わりがある活動。長期間のプロジェクトというものもあるけれども、それよりもずっとスパンの長い見方が必要だと与沢氏は言います。

常に期間を意識して動くというのは、終わりを見ながら動いているということ。見えるくらいの先は、長期ではない。終わりを前提にしていない長期を意識するべきだということを、与沢氏は言っているのだと思います。

彼は短期投資で増やした元手をほとんど長期投資に回し、極論すれば生涯それに手を付けないと決めている。派手なイメージがあるので、これは意外でした。

ゴーイングコンサーン

原発の問題や少子化など、ネガティブな事柄が多い日本。自分の年齢も人生の折り返し地点は超えたという思いが私にはあり、日本の将来に希望を見いだせない。長期的に考えるといっても、せいぜい10年くらいのことしか考えていませんでした。

与沢氏のいう長期投資は「少なくとも20年」。どんなに年齢が高くても20年先のことを考える。医療も発達しているのだから「生きている」前提で考えろと言います。

自分の将来を長く考えられないと、投資も長い目で考えられないという弊害があります。それは大きな間違い。自分が死んでも、周りの環境は一切変化はない。

ましてや企業というものは継続するという前提「ゴーイングコンサーン」でやっている。自分の近視眼的発想で考えると見誤るよと。

生まれ変わりがあるとしたら

ひとりひとりが「自分が死ぬまで」の期間のことしか考えないとしたら、環境は悪くなるばかりでしょう。でも自分もずっと生きるとしたら?

話は飛びますが、仏教は輪廻転生、つまり生まれ変わりを否定していません。命そのものは生まれ変わって続くとしたら、それもある意味「ゴーイングコンサーン」。

「今ここ」というのももちろん大事ですが、「永遠に続く環境」があってこその今。地球温暖化がとか、海面上昇がとか、オゾン層破壊とか、隕石がとか、そんなことを心配したって、とりあえず目の前の明日は毎日来ている。

そういう毎日を重ねていくのが永遠。その中で問題もあるべき形になっていくはず。明日いきなり地球がなくなる日は来ない。

短期的にしか考えられないというのは、恐怖がベースにあるのではないでしょうか?逆に短期的に考えるから、恐怖が生まれているのかな?

今の世の中、みんなが恐怖に囚われているのが一番の問題なのかも。

期間の明確なプロジェクト思考は分かりやすいですが、期間をあえて考えない、永遠を前提としてみると、今の自分の殻を破ることができそうです。

長期的視点で考えることは、自他ともに利益になることのようです。

 

The following two tabs change content below.
ジェーン

ジェーン

外資系企業で働くワーキングマザー。海外駐在と、外資での勤務経験をもとに、仕事に関わる英語の話、マインドセットの話などを中心に書いています。詳しいプロフィールはこちら