関係代名詞の魔法で、いつもの英会話をよりスマートに

英語で会話する上で重要なことの一つに、「テンポの良さ」というのがあります。

もちろん日本語の会話でも、テンポが良ければ会話がはずみます。でも日本語って、行間を読むとか、間合いを読むとか、要は「空気を読む」みたいなところがありますよね。だから「・・・」みたいな時間があっても、何とかなってしまいがち。以心伝心とでもいいましょうか。

沈黙は悪

しかし、英語に「以心伝心」は通じません。発言と発言の間の「空白」は、相手に居心地の悪さを感じさせてしまうかもしれません。

発言が短い場合、受け手は次の発言を待っている場合があります。伝えたいことはそれだけじゃないでしょうと。

たとえば上司に、”I joined a meeting.”と言ったとします。

発言者の日本人的には「ミーティングに参加した」と言ったのだから、「参加したと伝えた。以上バンバン」みたいな感覚があると思います。

そして日本人上司が相手だったら、「ああそう」で終わるかもしれません。彼の頭の中では、「会議に出たのね」「たぶんあの会議のことだな」「うん、分かった分かった」と、経験知から、言葉にしない脳内コミュニケーションができています。

でも外国人上司だったら、この次の発言を待つと思いますよ。少なくとも、この発言にかかった2秒くらいは。だって、「えっ、何のミーティング?」って思いますよ。当然その説明があるだろうと、期待します。勝手に解釈したりしません。

追加発言に便利な、関係代名詞・非制限用法

で、この相手が待っている間に、自分から次の発言をしてしまうのが、キャッチボールにつながる秘訣です。

以前のエントリー「英語で会話を続けるコツ」で、とにかく「もう一言何かを言う」ことをおすすめしました。

まったく会話に関係ない突拍子もないこと以外は、本当に何を言ってもいいです。それで怒られることもないし、減点されることもありません。

そして今日、私がおすすめしたいのは、「関係代名詞」です。

「プロジェクトAのミーティングに出た」ということを言いたい場合、以下のように二文で言うことも、一文で言うこともできます。

二文で言う場合

  • 自分: I joined a meeting.
  • 相手:(次の発言を待っている)
  • 自分: It was for Project A.

一文で言う場合

  • 自分: I joined a meeting.
  • 相手:(次の発言を待っている←この部分が意味転換される(!?)
  • 自分: , which was for Project A.

どちらも結果的には、伝えた内容はいっしょです。しかも、meetingを言い終わったところまでは、どちらも全く同じ状況でした。

でも下のほうは、関係代名詞を使うことで結果として一文となりました。そしてそれは、相手の「次の発言を待っている的な時間」から、こちらの「息継ぎのための時間」に意味転換までしています(注:私の妄想かもしれませんので、あしからず)。

そもそも関係代名詞ってなんだっけ?

まあ屁理屈はいいとして、短い文で「ブチ」「ブチ」と発話するより、長めの一文で言えたほうがスマートな感じしませんか?

短い2文になるはずだったのに、それをつなげて1文にしてしまう魔法のことば。それが関係代名詞です。関係代名詞には、

  1. 制限用法(限定用法)
  2. 非制限用法(非限定用法)

というのがあります。ざっくりいうと、

  1. 制限用法:先行詞を限定的に修飾する用法
  2. 非制限用法:先行詞について補足的に説明を補う用法

詳しい説明は、wikiに譲ります。

魔法のツールとして使いましょう

「プロジェクトAのミーティングに出た」旨を伝えることを、2つの用法で分けて考えると、

  1. I joined a meeting which was for Project A. プロジェクトAのミーティングに参加しました。(ミーティングは他にもあるということを言外に示している)
  2. I joined a meeting, which was for Project A. ミーティングに参加しました。それはプロジェクトAのでした。

のようになります。コンマがあるかどうかで意味が違います。

書き言葉ではコンマが見えるのでどちらかわかりますが、会話ではどうでしょうか?コンマが見えませんよね。

だから、会話での制限用法・非制限用法の違いというのは、厳密にはできないと思います。会話の流れで判断していくしかないです。で、極論すれば「そんなのどっちでもいいです」。

そんなことを考えるより、2文だったはずのものをつなげて1文にしてスマートな感じにしてしまうツールとして使ってしまいましょう。

そう考えると、関係代名詞ってハードルが下がりませんか?

 

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ジェーン

ジェーン

外資系企業で働くワーキングマザー。海外駐在と、外資での勤務経験をもとに、仕事に関わる英語の話、マインドセットの話などを中心に書いています。詳しいプロフィールはこちら